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2012年 07月 30日

三菱一号館美術館

土曜日の午後、涼しくなってから三菱一号館美術館へいってまいりました。というのも、現在バーン・ジョーンズ展が開催されており、ラファエル前派好きであるわたしは、いかねば、と思っておりましたが、ようやく。展覧会も楽しみでしたが、会場の三菱一号館美術館にもかなり前からいきたいと思っており、ようやく夢が叶いました。

三菱一号館美術館は1894年(明治27)イギリス人建築家ジョサイヤ・コンドルに設計されたとのことですが、館内は本当に19世紀のイギリスのよう。ちょうど19世紀のイギリスの画家の展覧会だったので、本当に時間が止まったようでした。ロマンチック!!

こちらは全体像。どうにも全体像が写せなかったものですからこれはホームページから借りました。
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外観。この建物が公開になる前から気になっていたんですよね。美術館にするなんて、三菱さんも粋なことをしますね。
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階段から見下ろしたところ。1894年そのまま残っていたわけではなく、かなりの部分が復元されており、階段も復元されたものらしいですが、窓の感じが素敵ですよね。
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レトロなムードを壊さない灯り。
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手すりの細工。ロマンチックですねー。
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廊下。丸いドームがかわいらしい!
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一階の玄関あたり。
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美術館を見終わったら、是非館内にあるカフェ1894に行く事をお勧めします!!
こちらはかつて銀行として使われていたものを改装してカフェにしたとのことで、銀行の面影がすこしだけ残っているのも素敵でした。値段もそんなに高くないですね。グラスワイン500円ほど。
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銀行の窓口の面影が。
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窓の外は街路樹があって、それも外国みたい。
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ワインとフライドポテトをいただきました。
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混み具合ですが、土曜日にしてはすいてました。 1894も素敵なのですが、ヘンリー・ムーアの彫刻のある中庭にも素敵なカフェがいくつかあり、次はそちらに行こうと思っております。
素敵な休日の過ごし方としては最高だと思います。
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by u-hsh | 2012-07-30 14:22 | 建築
2012年 07月 24日

カーディフ城

建物好きなUですが、お城も好きなんです。お城も建物のひとつですからねー。お城といってもあんまり日本の城には興味がなく、多分それは子どものころの絵本とかの刷り込みだと思いますけど、やはり西洋のお城が好きです。
五六年前、イギリスに観光にいったとき、友人がウェールズの首都カーディフに住んでいたものですから、カーディフというききなれない町に訪れたのですが、友人のバイトが終わるまでひとりで町をぶらぶらし、友人の勧めもあってカーディフ城にいきました。

なんとなくイギリスというとハリーポッターの世界やドラゴン伝説の世界などを想像する方も多いのではないかと思うのですが、ロンドンはわたしはあまりその印象がありませんでした。すっきりと鮮麗されていて、昔ながらの重たいイギリス、という雰囲気が少なくなっているように思いました。
しかし!カーディフ城にはわたしの求めるイギリスのイメージがありました!(本当はウェールズなんですけどね)
カーディフ城にはガイドツアーがあるのですが、行かれる方は是非参加されることをお勧めします!お庭も広くて素敵なんですけど、やっぱりお城の中のロマンチックな感じは絵本の世界そのまま。しかしながら、こちらも内部の写真撮影は禁止されておりましたので、写真はすべて借り物です。

確かこの部屋はダンスルームだったと思います。どうですか、この絢爛豪華な感じ!
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こちらはダイニングルーム。
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いちばん好きなお部屋。子ども部屋!なんといろいろなおとぎ話が壁いっぱいに描かれているのですよ!なんてラブリーなんでしょう!
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この絵はたぶん眠れる森の美女。
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もっとご紹介したいのですが、なにしろ資料が不足しており・・・すみません。
こちらはカーディフ城のシンボルの時計塔。
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カーディフにいくと、やはりお城の町ということでドラゴンのフィギュアなんかを売ってる店が結構あるんですけど、本当にここならドラゴンがいても不思議ではないな、と納得です。中世の雰囲気がいまだに強くのこっています。騎士やお姫様がふと街角にいそう。ケルト文明の匂いも濃く、本当にタイムスリップしたような気持ちなります。

写真がちいさく見づらくてすみません。でも今年はオリンピックもありますし、ロンドンにいったついでに足をのばしてカーディフ訪問というのはいかがでしょう。
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by u-hsh | 2012-07-24 15:53 | 建築
2012年 07月 13日

上野公園ぶらぶら

この間アップしようと思っていた上野公園です。上野公園は晴れていれば毎日散歩にいってます。でも実は散歩するようになったのは今年に入ってからで、上野在住10何年なんですが公園なんてときどきしかいってませんでした。冬の間は散歩しててもウォーキングのため、という雰囲気でしたが、今は最高です。緑がしたたっています。もう午前中の散歩はかかせません。

今の上野公園。緑が美しい!!
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今年の五月に新しくレストランとスタバができました。レストランは少し高め。スタバは緑がいっぱいで気持ちいいです!
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スタバの中
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ここは花園稲荷神社。赤い鳥居が素敵です。
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公園からちょっと離れますが旧東京音楽学校奏楽堂。建物好きとしてはたまりません。
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有名な料理店。韻松亭。いつも行列ですが、とても雰囲気があります。まだ入ったことがないので今度是非。
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建物好きとしてははずせない東京科学博物館。レトロな感じがたまりません。
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東京都美術館。前川國男さん作。
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コルビュジェ作の西洋美術館。ほんとに世界遺産になるんでしょうかね。
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こういう雰囲気が上野公園ですね。懐かしい!
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下まで降りて不忍池の蓮。いまが見時ですね。蓮の花もそろそろ咲き出したようです。
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そんなわけで駆け足な感じですが、上野公園ぶらぶらでした。もっとお伝えしたい場所がいっぱいなのですが、また第二弾としてアップします。こうしてみると上野公園て懐かしい場所なんでしょうかね。博物館や動物園なんかに学生のころいった思い出なんかがみなさんにもおありかと思います。そういったいい思い出がいっぱいつまった場所だと思うと小説のひとつも出来そうですね。今度チャレンジしてみます!
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by u-hsh | 2012-07-13 15:53 | 街ぶらぶら
2012年 07月 10日

東京国立博物館

本当は今日は上野公園のレポートにしようと思ったのですが、ひさしぶりに入った東京国立博物館のあまりの素晴らしさにやられました。国立博物館、とても美しいです。レトロな建物に惹かれる傾向があるのですが、なんどきてもいいです。

本館の設計は公募だったそうで、6年の歳月と当時700万を越す工費をかけ昭和12年に施工したそうです。もちろん重要文化財です。素晴らしい。「日本趣味を基調とする東洋式」という趣旨らしいですが、なんといってもどーんと大きな本館の存在感でしょうね。瓦屋根の美しいこと!
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そして、国立博物館でいちばん好きな場所はここですね。正面階段。なんてロマンチックなのでしょうか。ライトのデザイン、手すり下の造作、ステンドグラス。映画でも何度か使用されていたと思います。
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階段をのぼりきったところにあったライト。これも素敵ですね。
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床のタイルも味があります。手すりの素材の素晴らしさもわかります。当時の贅を尽くしたのでしょうね。
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本館から平成館にむかう途中のコージーコーナー。ここがすごく気持ちがいいんですよ。いまの季節、緑が円形の窓の向こうに燃えるようです。
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表慶館の裏側。こんな窓をみると「オルフェウスの窓」というマンガを思い出してしまいます・・・笑
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法隆寺宝物館。こちらは1999年築とまだ新しいですが、また素晴らしい。谷口吉生さん設計だそうです。
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ここに入って感動したのは入ってすぐにある第二室ですね。法隆寺の6〜8世紀までの金銅仏だそうですが、それらの展示の仕方が美しい。すべてがガラスの箱に入り、暗い中、鎮座している様はほんとうに神々しいです。ここはいつでもすいてますので、デートに最適です!写真が暗くてちょっとピンぼけですみません。汗
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黒門は開いてるときと開いてないときがあります。桜が咲いてるころにここにくるとほんと夢のようです。
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常設展の展示の充実ももちろんですが、建物にフォーカスしてもこちらは一日楽しめます。建物が大きくてくつろげ、静か。ミュージアムショップもなかなか通好みのものがありお薦め。お休みの日にどこにいくか迷ったら国立博物館はいかがでしょう。異次元に迷いこむこと請け合い。

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by u-hsh | 2012-07-10 15:52 | 建築
2012年 07月 06日

レッド・ハウス

イギリス好きです。
パンク文化の国だからか、それとも前世でイギリス人だったか。とにかくテレビでイギリスの番組なんかがあると絶対みます。今年のオリンピックはロンドンなので、楽しいロンドンロンドン〜♪
はじめてイギリスを訪れたのは学生時代ですからかなり昔になりますが、しっとりした風土が妙に肌に合いました。そんなわけで学生のころから、ラファエル前派好き、アーツアンドクラフツ好き、ケルト好きです。アーツアンドクラフツ運動のウイリアム・モリスのレッド・ハウスもそんなわけで存在は知っておりましたが、十年ほど前ひとりでイギリスに旅行にいった際、日本から予約をし、訪問しました。しかしながら内部写真は禁じられておりましたので、このページの写真は借りたものがほとんどです。

これは裏庭からのレッドハウス。
レッドハウスたる所以は赤いレンガですね。
レッドハウスはそもそもラファエル前派の”運命の女”ことジェインとモリスが結婚した際、友人のフィリップ・ウェッブに設計してもらったとのことです。
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もう訪問したのが十年前になるので、記憶も曖昧ですが、ステンドグラスの見事さは覚えております。ステンドグラスのデザインもモリスです。
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ホールのベンチ。
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これはダイニングルームのドレッサー。ウェッブのデザインだそう。
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写真にはないのですが、おお、とびっくりしたのはベッドルームだったか書斎だったか曖昧なのですが、壁紙が細かい、例の文様びっしりで、カーテンもおなじく草花の文様びっしり、というやたらとくどい組み合わせでしたが、どういうわけかしっくりきました。ケルト文様に影響されていてとっても素敵でした。
モリスはデザインは細部に宿る、という考えでしたが、大量生産のものを嫌い、手作業をあくまで支持しました。細かい文様の壁紙は有名ですが、いつかモリス商会の壁紙を使ったインテリアなどしてみたいものです。
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しかしながら、このレッドハウス、ロンドンからすこし離れているため、モリスの妻ジェインが孤独ゆえノイローゼになり、五年ほどで転居したとか。
いまでもこのレッドハウスは訪問可能です。いまではガイドツアー以外は予約なしでも大丈夫だとか。水~日まで11:00~17:00だそうです。
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by u-hsh | 2012-07-06 14:43 | 建築
2012年 07月 02日

「火山のふもとで」を読んで

毎月、勉強のために文芸誌を一冊買うことにしているのですが、6月は新潮7月号を買いました。絲山秋子さんの短編があったので新潮にしたのですが、新潮にて新人賞ではなくいきなりデビューなさった松家仁之さんの「火山のふもとで」650枚!という大作もあり、そんなに長いものを読む自信はなかったのですが、半身浴をしている間や、野暮用の待ち合い時間にすいすいと読んでしまいました。今回話題にしたいのは絲山さんではなく、その松家さんの作品について。
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ストーリーとしては、ライトに師事した建築家が公共建築(図書館という設定)のコンペに提出する建築を事務所員総出で軽井沢の山荘にこもって作っていき、その間にめばえた大学を出たばかりの主人公の青年の恋模様。とでも要約できるでしょうか。わたしがこのブログでご紹介したいのは、その建築、という部分がとても細やかに丁寧に描写されていて、とても読み応えがあったからです。

年代が80年代のストーリーなので、いまのようにPCひとつで簡単に、というわけにはいかず、その手作業な感じもとても気持ちがよく、昔の手作業は小説的なんだなあと思いました。
ストーリーに登場する建築家の建築のイメージ、考え方などが非常にわたし好みで、こんな作家がいたら是非家作りをお願いしたい!と思わせました。派手派手しくなく、住まい勝手を尊重し、かつ意匠がさりげないようで凝っている。まさに理想、と思えました。舞台になっている山荘というか別事務所というか、そこの住まい方も魅力的で、毎年夏になると所員総出で事務所を引っ越していくという設定なのですが、暖炉とステレオのある居間、男子棟と女子棟に別れている棟の作り方、主人公が寝床にしている書庫など、ああこんなところに住みたい、と思わせます。舞台になっている軽井沢という土地柄もかなり影響していると思いますが。軽井沢の自然がこの作品を美しく彩っているのはいなめません。

650枚という大作でしたが、とにかく読みやすかったです。端正な文章というのがふさわしいでしょうか。たとえば暖炉に火を入れるところのていねいな描写ひとつとってみても主人公のまじめで誠実な人柄がわかるし、火がついていく描写を読むだけで軽井沢の乾いた空気すら感じるようで無駄がないのです。長い作品だとどうしても無駄な部分の描写というのがでてくると思うのですが、たった一夏の物語でストーリーもどちらかというと単調なのに、冗長でなく、丁寧な描写はこの作品のテーマとも思えました。

一言でいうと、ちょっと村上春樹さん風。全然違うといえば違うのですが、主人公の性のあり方なんかが少し近いところがあるかな、と思いました。サティみたいな小説だな、というのがわたしの感想。まさに家具のような小説。気持ちよくて邪魔にならなくて、いつまでもその世界感にひたっていたい、というような。激しい感情の吐露なんかまったくない確固たる美意識に貫かれた文章。
一方で、ある意味ブルジョワの小説でもあるので、鼻白むむきもあるかと思います。しかしながらきれいな小説に逃避したいのであればぴったりな作品かも、と。朝日新聞の書評ではあまり評価されてませんでしたけど、こういう作品が必要な人は確実にいると思います。

松家さんはこれまで「考える人」の編集長をなさっていて、20歳のとき、文学界新人賞の佳作をとっていたそう。慶応の教授もなさっているとか?素晴らしい経歴ですね。単行本化も近々されると思いますので、建築家の微細を知りたい、あるいはきれいな世界にひたりたい方は是非お手にとってみるとよろしいのでは。

新潮 2012年 07月号 [雑誌]

新潮社


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by u-hsh | 2012-07-02 16:14 |